Foreign Language Correction

ここ数年、大学院入学試験が議論されると、各科目の筆記試験を廃止し、その代わりに面接試験だけを行うと主張する声がよく上がっている。

だが筆記試験にしろ、面接試験にしろ、いずれも受験生の専門知識や総合的なリテラシーを考察する重要な方法なので、一つを軽率に廃止し、もう一つを一方的に行ってはならないと思う。

まず、学科試験、つまり筆記試験は社会に役立つ人材を選抜するための手段として、古来から替えがた代え難い役割を果たしてきた。

筆記試験の長所といえば、第一に、一部科目の試験問題の難易度を全国統一して行うことができること。

もし政治や外国語という科目も面接試験で行われれば、大学によっては、ごく難しい問題とごく易い問題が出る可能性がある。

これは一部の受験生にとっては、甚だアンフェアであろう。

第二に、筆記試験は受験生が専門知識をどれほど身につけたかを確実に考察できる。

考えてみよう、もし専門の基礎知識をしっかりと備えなければ、たとえ大学院に進学したとしても、今後の研究をうまく仕上げることはないだろう。

でもしかし、筆記試験は完璧無欠なものではない、。その最大の欠点は受験生の想像力や思考力、また探索欲を全面的に考察できないことにある。

一方、面接試験はまさにその欠点を補うものである。

その他、面接試験の中で、専門のチャレンジ性に富む課題を面接問題として、受験生に突きつけることで、その学生の臨機応変の能力やただちに判断を下す決断力を考察することができる。

そもそもの話として、筆記試験も面接試験もある程度の不足が存在している。

我々は決して二つの試験を切り離して捉えてはいけない。

筆記試験と面接試験は車の両輪のごとく、両方もきちんと備わってこそ、我が国の教育事業に膨大たるエネルギーを絶えず注ぎ込むことができる。